鍼灸の体験談

病気を治すのは、自然治癒力だと思っています。
薬は一時的に症状を抑えるだけです。
だから、治療の最終目的は、この自然治癒力を高めることだと思います。
自然治癒力を高めるために、鍼灸院に通っています。
鍼灸治療の経過を綴っていきます。

鍼灸院に通いだしたのは、鍼灸も自然治癒力を高める効果があるとネットで知ったことがきっかけでした。
私が通っている鍼灸院は「東洋はり医学会」という鍼灸勉強団体に所属しています。
支部は全都道府県にあるそうです。
私の地元には2か所ありましたが、支部長をしている現在の鍼灸院に決めました。
駐車場もあるため都合が良くもありました。

鍼灸術の治療には様々な種類があります。
中国発祥の治療技術「中医学」、身体に刺入した鍼に通電して筋刺激を促す「スポーツ鍼灸」、お顔に鍼を刺しシミ・シワをとることを目的にした「美容鍼灸」、とそれぞれの分野・流派・治療体系など実にさまざまであり、治療家の数だけ治療法があると言います。

「東洋はり医学会」で推奨されている治療法は、脈診による「経路治療」です。
経路治療とは中国から伝わった鍼灸が、日本の鍼灸として変化・発展した六臓六腑のバランスを整える鍼灸治療術の一つで、身体が本来持っている自然治癒力を引き出す治療です。
脈診とは手首の動脈に三指を当てて診るものです。
当てた指を皮膚表面に浮かせるようにして、六腑の胆・小腸・大腸・胃・膀胱・三焦を診て、当てた指を手首の骨に沈めるようにして、六臓の肝・心・脾・肺・腎・心包を診ます。

私は最初の一週間は毎日、その後の2か月は週2回、その後は週1回通っています。
治療の様子を少し説明します。
まず上着を脱いで上半身はシャツ1枚になり、診察台に仰向けに休みます。
先生は必ず初めに両手首の脈を診ます。
次にお腹を掌で確かめるようにさすります。
ザラザラしているかスベスベしているかなどを診ているそうです。
そして、足のつま先、あるいは腕の肘から先あたりに鍼を刺します。
非常に浅く、皮膚の皮一枚ほどの浅さで刺しますので、ほとんど何も感じません。
1か所刺すと、必ず手首の脈とお腹を診ます。
これを2、3度繰り返します。
次に横向きになります。右向きと左向きです。
首の側部に鍼を刺します。2、3か所ぐらいです。
そしてうつ伏せになります。
背中の広い範囲に5、6か所刺します。
足のふくらはぎにも刺す場合もあります。
最後に、また仰向けになって、両手の脈とお腹を診て終了です。
所要時間は30分です。

料金は2500円ですが、これは地域によって金額は違うようです。
なお料金については、ある人から聞き及んだことですが、精神科の主治医の同意書があると、鍼灸院も保険が適用できるようです。保険が適用されれば、かなり料金が安くなります。
検討されて良いと思います。

とにかくよく両手の脈を診ます。
一回鍼を刺すごとに、その効果を確かめているそうです。
素人には到底解らないレベルの話しですが、専門家には鍼を刺した後の体の変化が手首の脈で解るということです。

ある診察日、先生に、私を初診した時の見立てをお聞きしたところ、「なかなか言葉で表現するのは難しいけど、
ギターで例えたら、一番細い玄をピンを弾いたようでしたよ」と言われました。
3か月経た今は、「真ん中の玄を弾いた感じがします」と言われました。
何だか、理解するのは難しいですが、別の表現をすると、初診は湖が波立っている、現在は波がない静けさ、という感じだそうです。

結局のところ、「良くなっていますよ。問題ないと思います。」
と言って貰えています。