うつ病の薬

うつ病で処方される「抗うつ薬」「抗不安薬」「睡眠薬」「抗精神病薬」についてまとめてみました。

薬の効果・副作用は個人で大きな違いがありますので、主治医と十分に相談のうえ、適切な服用を心掛けたいものです。

【抗うつ薬】

抑うつ気分や意欲低下など、うつ的症状の改善を図る目的で開発された薬剤の総称です。
抗うつ薬には、いろいろな種類があります。実際の治療では、医師がそれぞれの抗うつ薬の特徴を考え、患者との相性を見ながら、そのときどきで適切だと思われる量を処方していきます。
また、処方される抗うつ薬は、1種類だけとは限りません。複数の抗うつ薬)を同時に処方される場合もあります。

1 三環系抗うつ薬

1950年ころから使われているもっとも古い抗うつ薬です。
現在では新しい抗うつ薬が増えてきたため、古い三環系抗うつ薬が使われることはあまりありません。
しかし、他の抗うつ薬にはない強力な効果があるため、SSRIやSNRIでは効果が出にくい場合など限られた症例に対しては今でも有効な治療法の1つになります。
特徴は、セロトニンとノルアドレナリンなどの神経伝達物質を増やす作用があります。セロトニンは不安や落ち込みと関係があり、ノルアドレナリンは意欲に関係があります。

トフラニール  1959年発売
        薬価 25mg  9.6円  
        半減期 9~20時間   
        最高血中濃度到達時間 2~6時間
        ジェネリック医薬品 イミプラミンとイミドールが発売されて
                  ますが薬価は同じです。

トリプタノール  1961年発売
         薬価 25mg  9.6円  
         半減期 31時間   
         最高血中濃度到達時間 4時間
         ジェネリック医薬品 アミトリプチリンとノーマルン発売
                   されてますが薬価は同じです。

ノリトレン  1971年発売
       薬価 25mg  10.8円
       半減期 20~30時間   
       最高血中濃度到達時間 4.8時間
       ジェネリック医薬品は発売されていません。 

アナフラニール  1973年発売
         薬価 25mg  19.2円
         半減期 2時間間   
         最高血中濃度到達時間 1.5~4時間
         ジェネリック医薬品は発売されていません。
         
アモキサン  1980年発売
       薬価 25mg  13.1円
       半減期 8時間間   
       最高血中濃度到達時間 1~1.5時間
       ジェネリック医薬品は発売されていません。

スルモンチール  1965年発売
         薬価 25mg  11.4円
         半減期 22~26時間   
         最高血中濃度到達時間 24~32時間
         ジェネリック医薬品は発売されていません。

プロチアデン  1991年発売
        薬価 25mg  12.2円
        半減期 11.1時間   
        最高血中濃度到達時間 3.9時間
        ジェネリック医薬品は発売されていません。

(主な副作用)
抗コリン作用、抗ヒスタミン作用、抗a1作用(抗アドレナリン作用)、ノルアドレナリン作用があげられます。
具体的に言えば、口の渇き、便秘、悪心、排尿障害(おしっこが出にくい)、眠気、顔面紅潮、めまい、立ちくらみ、かすみ目、吐き気、食欲不振、胃部の不快感(むかつき、いもたれ)、動悸(心悸亢進)、不整脈、眠気、口の渇き、吐き気、消化器官などの機能低下、顔や手足の筋肉がピクピクする、ボーっとする、体重増加、などです。
副作用の原因は、これらが起きるのは神経伝達物質であるアセチルコリン、ヒスタミン、アドレナリンにも三環系抗うつ薬が作用してしまうからです。この副作用の多さから、うつ病治療としては最終手段として使われているのが現状です。

2 四環系抗うつ薬

三環系抗うつ薬の副作用を軽減できないかと開発されました。しかし効果がかなり減弱してしまい抗うつ薬としては力不足なものになってしまいました。
特徴は、ノルアドレナリンを増やす作用があります。

ルジオミール 1981年発売
       薬価 25mg  23.2円
       半減期 46時間   
       最高血中濃度到達時間 6~12時間
       ジェネリック医薬品 クロンモリン 薬価 25mg
                  13.7円
                 マプロチリン 薬価 25mg
                  13.7円
                 マプロミール 薬価 25mg
                  11.4円

テトラミド 1983年発売
      薬価 30mg  42.7円
      半減期 18時間   
      最高血中濃度到達時間 2時間
      ジェネリック医薬品は発売されていません。

テシプール 1983年発売
      薬価 1mg  15.3円
      半減期 24時間   
      最高血中濃度到達時間 2時間
      ジェネリック医薬品 セチプチリンマレイン 薬価 1mg
                5.9円

(主な副作用)
抗コリン作用、抗ヒスタミン作用、抗a1作用(抗アドレナリン作用)、ノルアドレナリン作用があげられます。
具体的に言えば、口の渇き、便秘、悪心、排尿障害(おしっこが出にくい)、眠気、顔面紅潮、めまい、立ちくらみ、かすみ目、吐き気、食欲不振、胃部の不快感(むかつき、いもたれ)、動悸(心悸亢進)、不整脈、眠気、口の渇き、吐き気、消化器官などの機能低下、顔や手足の筋肉がピクピクする、ボーっとする、体重増加 などです。
副作用の原因は、三環系とどうように他の神経伝達物質に影響が出る薬だからです。

3 フェニルピペラジン系抗うつ薬

SSRIと同じように、セロトニンの再取り込みを阻害する効果があります。また、強いセロトニン2受容体拮抗作用があるため、「セロトニン2受容体拮抗薬」とも呼ばれます。
三環系抗うつ薬や四環系抗うつ薬と比べると、副作用は穏やかで、ほとんどの場合眠気だけなので、かなり安心できる薬です。
しかし、まれには、三環系抗うつ薬や四環系抗うつ薬と同様の副作用が出ることもあります。ほかの向精神薬との組み合わせによっては、危険度が高まります。

レスリン 1991年発売
     薬価 25mg  16.5円
     半減期 6~7時間   
     最高血中濃度到達時間 3~4時間
     ジェネリック医薬品 トラゾドン 薬価 25mg 7.5円

デシレル 1991年発売
     薬価 25mg  16.8円
     半減期 6~7時間   
     最高血中濃度到達時間 3~4時間
     ジェネリック医薬品 トラゾドン 薬価 25mg 7.5円

4 SSRI

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は精神科領域でもっとも使用されている新規抗うつ薬のひとつです。
セロトニンを増やす作用があります。
効果がしっかりとある上に、安全性が高く副作用が少ないというバランスが取れた薬です。

ルボックス 1999年発売
      薬価 50mg  56.1円
      半減期 9時間   
      最高血中濃度到達時間 5時間
      ジェネリック医薬品 フルボキサミンマレイン 薬価 50mg
                29.9円

デプロメール 1999年発売
       薬価 25mg  32.5円
       半減期 9時間   
       最高血中濃度到達時間 5時間
       ジェネリック医薬品 フルボキサミンマレイン 薬価
                 25mg18.5円
 
パキシル 2000年発売
     薬価 10mg  92.3円
     半減期 15時間   
     最高血中濃度到達時間 4~6時間
     ジェネリック医薬品 パロキセチン 薬価 10mg 50.1円

ジェイゾロフト 2006年発売
        薬価 25mg  93.5円
        半減期 26時間   
        最高血中濃度到達時間 8時間
        ジェネリック医薬品 セルトラリン 薬価 25mg
                  42.1円

レクサプロ 2011年発売
      薬価 10mg  216.4円
      半減期 25時間   
      最高血中濃度到達時間 4時間
      ジェネリック医薬品 エスシタデップ 薬価 10mg ?円

(主な副作用)
SSRIは、三環系・四環系抗うつ薬で出ていた副作用がほぼありません。また、肝毒性、心・血管副作用や鎮静作用も低減されていると言われています。ただ、他の副作用が出ることがあります。それは以下のものです。
セロトニン症候群、、錯乱、発熱、発汗、ふるえ、けいれん  など。賦活症候群、不安、焦燥、不眠、敵意感、衝動性の強化、些細なことで不機嫌になる(易刺激性)、じっとしていられない、パニック発作、軽躁、躁状態、自傷行為や自殺行為、SSRI離脱症候群(中断症候群)、めまい、知覚障害、睡眠障害、ふあん、はきけ、ふるえ、感情の高ぶり などです。

5 SNRI

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)は現在のうつ病治療には欠かせない新規抗うつ薬のひとつです。
セロトニンとノルアドレナリンを増やす作用があります。
有効性がしっかりとある割に副作用が少なく、安全に治療が行えるというメリットがあります。

トレドミン 2000年発売
      薬価 25mg  30.1円
      半減期 8.2時間   
      最高血中濃度到達時間 2~3時間
      ジェネリック医薬品 ミルナシプラン 薬価 25mg
                18.5円

サインバルタ 2010年発売
       薬価 20mg  173.5円
       半減期 12~15時間   
       最高血中濃度到達時間 7~8時間
       ジェネリック医薬品は発売されていません。

イフェクサー 2015年発売
       薬価 37.5mg  157.9円
       半減期 9時間   
       最高血中濃度到達時間 6時間
       ジェネリック医薬品は発売されていません。 

(主な副作用)
SNRIの副作用はSSRIと同じです。ただ、SSRIより副作用の強さは弱いと言われております。よって、重度の副作用になることはあまりないと言える状況です。ただ、不眠や焦りが人によって出る可能性があるので注意が必要です。これはノルアドレナリンが過剰に反応していることを示します。

6 NaSSA

NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)は、SSRI、SNRIでは作用発現までに時間がかかる、セロトニン受容刺激によると考えられる悪心、嘔吐、下痢などの副作用が見られたという問題があったため、さらに新しく開発された薬です。
セロトニンとノルアドレナリンの分泌を増やす作用があります。
有効性がしっかりとありつつも副作用が少なめで、効果と安全面のバランスが取れた新規抗うつ薬です。

リフレックス 2009年発売
       薬価 15mg  170.8円
       半減期 32時間   
       最高血中濃度到達時間 1時間
       ジェネリック医薬品は発売されていません。 

レメロン 2009年発売
     薬価 15mg  170.2円
     半減期 32時間   
     最高血中濃度到達時間 1.1~1.4時間
     ジェネリック医薬品は発売されていません。

(主な副作用)
NaSSAの副作用は、体重増加、過眠、日中の眠気の増加、口渇、便秘 などがあげられます。体重増加に関しては他の抗うつ薬より強いとされています。異常に体重が増えてしまうと他の病気をわずらう可能性がありますので注意が必要です。

【抗不安薬】

「抗不安薬」は、主に「全般性不安障害」(神経症)や「パニック障害」などの治療に使われる薬です。不安や緊張を取り除き、精神を穏やかな状態に導く効果があります。「精神安定剤」とも呼ばれます。
「抗精神病薬」(メジャー・トランキライザー)との対比として、「マイナー・トランキライザー」と呼ばれることもあります。
「抗うつ薬」とのもっとも大きな違いは「即効性」です。たいていは、服用後30分から1時間程度で効果が現れます。
「抗うつ薬」の場合、服用してから効果が現れるまでに、最短でも1週間程度はかかります。不安や焦慮が強く、すぐにでも落ち着かせたい場合など、「抗不安薬」の方が適しているわけです(うつ症状が強い場合、即効性を高めるために「抗うつ薬」の点滴投与が行われる場合もあります)。

具体的には、「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」と「非ベンゾジアゼピン系不安薬」と「セロトニン1A部分作動薬」の3つがあります。

臨床で主に使われているのは圧倒的にベンゾジアゼピン系抗不安薬です。その理由はベンゾジアゼピン系はしっかりと効果があるためです。一方でセロトニン1A部分作動薬は副作用が少なく安全性に優れるのですが、効果が非常に弱いため今一つ普及していません。

ベンゾジアゼピン系はしっかりと不安を抑えてくれる作用があります。またお薬によっては即効性に優れるものもあり、いざという時も頼れます。不安を抑える作用以外にも「筋弛緩作用」「催眠作用」「抗けいれん作用」といった作用もあり、これらの作用も役立つことがあります。

問題点としては、長期間あるいは多量の使用を続けていると耐性や依存性が生じる可能性があります。また、筋弛緩作用や催眠作用によって眠気やふらつき、物忘れが出てしまう可能性があり、特に高齢者では注意が必要です。

抗不安薬の強さ・作用時間の比較

【ベンゾジアゼピン系抗不安薬】を抗不安作用の強さと作用時間によって分類すると次のようになります。

不安薬         作用時間(半減期)          抗不安作用
グランダキシン     短い(1時間未満)            弱い
    薬価 50mg 14.6円
    ジェネリック医薬品 エマンダキシン 薬価 50mg 5.8円
              グランパム 薬価 50mg 5.8円
              トフィス 薬価 50mg 5.8円
              トフィソパム 薬価 50mg 5.8円
              バイダキシン 薬価 50mg 5.8円
リーぜ         短い(6時間)              弱い
    薬価 5mg 6.3円
    ジェネリック医薬品 クロチアゼパム 薬価 5mg 5,6円
デパス         短い(6時間)              強い
    薬価 1mg 12.1円
    ジェネリック医薬品 エチゾラム 薬価 1mg 9.6円
ソラナックス      普通(14時間)             中等度
    薬価 0.4mg 8.5円
    ジェネリック医薬品 アルプラゾラム 薬価 0.4mg 5.6円
ワイパックス      普通(12時間)             強い
    薬価 1mg 10.4円
    ジェネリック医薬品 ロラゼパム 薬価 1mg 5.6円
レキソタン       普通(20時間)             強い
    薬価 5mg 13円
    ジェネリック医薬品 セニラン 薬価 5mg 7.2円
セパゾン        普通(11-21時間)          中等度
    薬価 2mg 5.7円
    ジェネリック医薬品は発売されていません。
セレナール       長い(56時間)             弱い
    薬価 10mg 5.7円
    ジェネリック医薬品は発売されていません。
バランス        長い(10-24時間)          弱い
    薬価 10mg 9.6円
    ジェネリック医薬品はクロルジアぜポキシドが発売されてますが薬価は
     同じです。
セルシン        長い(50時間)             中等度
    薬価 5mg 9.2円
    ジェネリック医薬品 ジアゼパム 薬価 5mg 5.7円、
              セレナミン 薬価 5mg 5.7円
              ジアパックス 薬価 5mg 薬価 5.7円
リボトリール      長い(27時間)             強い
    薬価 1mg 14.2円
    ジェネリック医薬品は発売されていません。
メイラックス      非常に長い(60-200時間)      中等度
    薬価 1mg 20.1円
    ジェネリック医薬品 ロフラぜプ 薬価 1mg 7.4円
              ジメトックス 薬価 1mg 7.4円
レスタス        非常に長い(190時間)         強い
    薬価 2mg 19.2円
    ジェネリック医薬品は発売されていません。

【非ベンゾジアゼピン系薬】
非ベンゾジアゼピン系薬は実際は睡眠導入剤として用いられることが多いです。「エスゾピクロン」「ザレプロン」「ゾピクロン」「ゾルピデム」「フルマゼニル」などは非ベンゾジアゼピン系睡眠薬として知られています。ベンゾジアゼピン系抗不安薬でも睡眠薬としての効果があることが多いのですが、睡眠の質が悪くなる傾向があるのです。

その点非ベンゾジアゼピン系の場合深い眠りが取れるとされています。よって、非ベンゾジアゼピン系薬は睡眠導入剤としての役割の方が多いのです。非ベンゾジアゼピン系抗不安薬として用いられる「クロバザム」についても、抗不安薬というより実際は抗てんかん薬として用いられることが多いです。

【セロトニン1A受容体部分作動薬】
一方で、非ベンゾジアゼピン系抗不安薬の代表格とも言えるのが「タンドスピロンクエン酸塩」で、緩やかな作用が特徴です。「タンドスピロンクエン酸塩」は、セロトニン系に作用する薬剤のため、セロトニン1A受容体部分作動薬と呼ばれることも多いです。

不安障害のほか、自律神経失調症、消化性潰瘍などの身体症状や睡眠障害などに効果があるとされています。抗不安薬でありながら、抗うつ作用も併せ持っているのが「タンドスピロンクエン酸塩」の特徴と言えるでしょう。

睡眠障害に効果があると言ってもベンゾジアゼピン系抗不安薬と比べると作用が弱く、時間もかかるため、重症例にはベンゾジアゼピン系抗不安薬を用いて、症状の改善に合わせて「タンドスピロンクエン酸塩」に切り替えるという方法で使われることも多いようです。

ただしそれでも睡眠障害に効果のある薬剤ですから、副作用として眠気が現れることがあることは考慮されるべきです。依存性もベンゾジアゼピン系抗不安薬に比べれば少ないとされていますが、起こらないわけではありません。

その他めまい、吐き気、食欲不振、倦怠感など、精神科系の薬剤に現れやすい副作用が起こる可能性は充分にあります。

【睡眠薬】

睡眠薬は、不眠症で苦しんでいる方にとって非常に役立つものですが、一方で乱用や過量服薬、依存なども問題になっています。そのため、正しい知識を持って適切に使用することが求められています。

1 ベンゾジアゼピン系睡眠薬 

ベンゾジアゼピン系はほどほどの強さを持っていて、安全性も高いバランスの取れたお薬です。ただし耐性や依存性は生じる可能性がありますので漫然と使い続けないように注意が必要です。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬は非常に多くの種類が発売されています。服用してから効果が発現するまでの時間や、作用持続時間などがそれぞれ異なりますので、自分の不眠症状とあったものを選ぶことが大切です。

 超短時間型・・・ 即効性はあるが2~4時間で切れてしまう。

ハルシオン 薬価 0.25mg 13.8円
      ジェネリック医薬品 トリアゾラム 薬価 0.25mg
                5.8円
                ハルラック 薬価 0.25mg 5.8円
                カムリトン 薬価 0.25mg 5.8円

 短時間型・・・ 即効性にまずまず優れ、6~10時間くらい効く。

レンドルミン 薬価 0.25mg 24.3円
       ジェネリック医薬品 ブロチゾラム 薬価 0.25mg
                 8.5円
リスミー 薬価 1mg 17.4円
     ジェネリック医薬品 リルマザホン 薬価 1mg 10.6円
エバミール 薬価 1mg 19.8円
      ジェネリック医薬品は発売されていません。
ロラメット 薬価 1mg 20.7円
      ジェネリック医薬品は発売されていません。
デバス 薬価 1mg 12.1円
    ジェネリック医薬品 エチゾラム 薬価 1mg 6円

 中時間型・・・ 即効性は少なく、12~24時間くらい効く。

サイレース 薬価 2mg 20円
      ジェネリック医薬品 フルニトラゼパム 薬価 2mg 5.6円
ロヒプノール 薬価 1mg 13.3円
       ジェネリック医薬品 フルニトラゼパム 薬価 1mg
                 5.6円
ベンザリン 薬価 5mg 10.4円
      ジェネリック医薬品 ニトラゼパム 薬価 5mg 5.4円
ネルボン 薬価 5mg 10.5円
     ジェネリック医薬品 ニトラゼパム 薬価 5mg 5.4円
ユーロジン 薬価 1mg 9.1円
      ジェネリック医薬品 エスタゾラム 薬価 1mg 6.9円
エリミン 薬価 5mg 18.4円
     ジェネリック医薬品は発売されていません。

 長時間型・・・ 即効性はほとんどなく、24時間以上効く

ドラール 薬価 15mg 90.6円
     ジェネリック医薬品 クアゼパム 薬価 15mg 39.5円
ソメリン 薬価 10mg 26.8円
     ジェネリック医薬品は発売されていません。
ダルメート 薬価 15mg 10.3円
      ジェネリック医薬品は発売されていません。

2 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬 

非ベンゾジアゼピン系は、ベンゾジアゼピン系の改良型の睡眠薬です。

ベンゾジアゼピン系は催眠作用の他に筋弛緩作用があり、これによってふらつきや転倒が生じてしまうことがあります。特に高齢者はふらつきによって転倒してしまうと骨折して寝たきりになってしまう事もあり、特に問題となります。

この筋弛緩作用を少なくして、ふらつきや転倒などの副作用を減らしたものが、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。

安全性も高いため、処方される頻度も多いお薬です。耐性や依存性は生じますが、ベンゾジアゼピン系と同程度か、ベンゾジアゼピン系よりも若干少ないと言われています。

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、作用時間の短いものしかありません。現時点で発売されているものは全て超短時間型になります。そのため、非ベンゾジアゼピン系は主に寝つきが悪いタイプの不眠に用いられ、夜中に何度も起きてしまうタイプにはあまり向きません。

アモバン 薬価 7.5mg 21.6円
     ジェネリック医薬品 ゾピクロン 薬価 7.5mg 6.1円
マイスリー 薬価 5mg 40.6円
      ジェネリック医薬品 ゾルピデム 薬価 5mg 15.6円
ルネスタ 薬価 2mg 80.9円
     ジェネリック医薬品 ルネスタ・ジェネリック 薬価 2mg  ?円 

3 メラトニン受容体作動薬 

私たちの脳は夜になると、視床下部という部位からメラトニンというホルモンが出ます。これが脳の視交叉上核にあるメラトニン受容体に作用することで私たちは自然な眠気を感じ、眠りにつきやすい体制が作られます。

「だったら、メラトニン受容体を人工的に刺激すれば、眠くなるはずだ」という発想で生まれたのが、このメラトニン受容体作動薬です。他の睡眠薬は「薬の力で強制的に眠らせる」ものですが、メラトニン受容体作動薬は「自然に近い機序で眠りにつかせる」ことができる最大の特徴です。

自然な眠気を後押ししてくれるお薬なので、大きな副作用なく、安全性が高いのがメリットです。しかしその分、作用も強くはありません。

ロゼレム 薬価 8mg 84.9円
     ジェネリック医薬品は発売されていません。

4 オレキシン受容体拮抗薬 

オレキシンは覚醒に関係している物質です。そのためオレキシンが欠乏すると脳波覚醒を保持できなくなり、眠くなってしまいます。実際、ナルコレプシーという疾患は別名「眠り病」とも呼ばれていますが、オレキシンの欠乏が原因だと言われています。オレキシン受容体拮抗薬はオレキシンの働きをブロックすることで脳の覚醒レベルを落とし、眠りに導くお薬になります。

ベンゾジアゼピン系と比べると効果はやや劣りますが、効く人にはしっかり効きます。耐性・依存性もほとんどなく、日中の眠気の持ち越しが少ないというメリットもあります。

このお薬は「効く人」と「効かない人」が割とはっきりと分かれる印象があります。

ベルソムラ 薬価 15mg 89.1円
      ジェネリック医薬品は発売されていません。

【抗精神病薬】

抗精神病薬というのは、強力精神安定剤、あるいはメジャートランキライザーなどとも呼ばれ、幻覚や妄想などの症状を抑える働きがある薬です。

 一般に、抗精神病薬は軽症のうつ病の場合には使われません。この薬が必要になるのは、次のようなケースです。

 〇焦燥感や不安感が強く、抗うつ薬や抗不安薬では効果があまり得られない場合
〇不眠が強い場合
〇妄想をともなう場合
〇難治性のうつ病の場合

うつ病の治療に使われる向精神薬には、
トリラホン 薬価 4mg 9.6円
      ジェネリック医薬品は発売されていません。
ピーゼットシー 薬価 2mg 9.2円
        ジェネリック医薬品は発売されていません。
ウインタミン 薬価 12.5mg 9.2円
       ジェネリック医薬品は発売されていません。
コントミン 薬価 25mg 9.2円
      ジェネリック医薬品は発売されていません。
ヒルナミン 薬価 25mg 5.6円
      ジェネリック医薬品 レボメプロマジンが発売されてますが薬価は同じです。
レボトミン 薬価 25mg 5.6円
      ジェネリック医薬品 レボメプロマジンが発売されてますが薬価は同じです。
クロフェクトン 薬価 10mg 11.1円
        ジェネリック医薬品は発売されていません。
リスパダール 薬価 1mg 28.7円
       ジェネリック医薬品 リスペリドン 薬価 1mg 10.1円

 また、新しいタイプとして最近注目されているのが、「非定型抗精神病薬」と言われる薬です。本来は統合失調症の治療薬ですが、難治性うつ病や再発をくり返すうつ病にも有効で、幅広い適応がある点が特徴です。

非定型向精神病薬には、
ルーラン 薬価 4mg 17.8円
     ジェネリック医薬品 ペロスピロン 薬価 4mg 10.1円
ジプレキサザイディス 薬価 5mg 258.3円
           ジェネリック医薬品 オランザピン 薬価 5mg
           83.5円
セロクエル 薬価 25mg 38.3円
      ジェネリック医薬品 クエチアピン 薬価 25mg 14.7円
エビリファイ 薬価 3mg 82.5円
       ジェネリック医薬品は発売されていません。

 抗精神病薬は、長期的服用を想定して作られたものです。報告されている副作用としては、錐体外路(すいたいがいろ)症状、便秘・排尿障害、性機能低下、体重増加などがあります。
錐体外路症状にはパーキンソン症状、アカシジア、ジストニア、ジスキネジアというものがあります。統合失調症の治療に使われる抗精神病薬が、脳内のドーパミン(神経伝達物質のひとつ)の働きを抑えすぎてしまうことで、日常の動作に支障が見られるようになります。
パーキンソン症状は錐体外路症状のなかでもよく見られる症状です。手が震えたり、筋肉がこわばりによって身体が硬直して、口からよだれが漏れたり、無表情になることがあります。
アカシジアは、手足がむずむずしたり、じっとしていられなくなるような症状が見られます。身体の症状だけでなく、焦燥感などが現れることもあります。
ジストニアは、目が上を向いたまま正面を向かなくなったり、ろれつがまわらなくなる症状が見られます。首が反り返ったり、身体が傾いたりなど、奇妙な筋肉の動きをします。薬を飲み始めて間もない頃に発症する急性ジストニアと、長期服用後に発症する遅発性ジストニアがあります。
ジスキネジアは無意識に口が動く、手足が勝手に動くような症状が見られます。長期間にわたり抗精神病薬を服用すると見られるケースが増すため、遅発性ジスキネジアとも呼ばれます。