紅白歌合戦

   

今年の紅白歌合戦の目玉は、
やはり札幌出身の、中島みゆきである。

2回目の出場。1回目は2002年の「地上の星」である。

今回の曲名は「麦の唄」、NHK連続テレビ小説「マッサン」の
主題歌である。

NHKのスタジオからだった。「マッサン」主演の玉山鉄二と
シャーロット・ケイト・フォックスも登場し、ドラマさらながら
夫婦のような佇まいで中島みゆきを見つめていたのも印象的だった。

さすがは、中島みゆき、である。
凄い存在感。
でも、地上の星では歌詞を間違えたが、今回は大丈夫だろうか。
この「マッサン」の主題歌もいい歌だなあ。
みゆきさんのストレートな力強い声が響いてくる。
生放送はこれがいいだよね。

思えば、みゆきさんには随分お世話になった。
何も私だけではない。
あのオールナイトニッポンは全国の若者が聞き惚れていたに違いない。
毎週、月曜日の深夜1時、ラジオに耳を傾けていた。
みゆきさんの、ケラケラの笑い声、ハガキを読むテンポの良さ、
面白かったなあ。

ラジオの前で勉強しながら、笑っていたものである。
他の曜日も聴いていたと思うのであるが、
DJは覚えてはいるが、内容は思い出せない。
でも、みゆきさんのは良く思い出すなあ。

当時のリスナーも良く頑張ってハガキを書いてくれたなあ。
私はほとんど聞き逃すことは無かったが、
結局、1回もリクエストを出したことはなかった。
毎週のようにハガキを出した人もいただろう。
その人は偉かった。

みゆきさんのおしゃべりは、もちろん上手だったが、
リスナーのハガキがなかったら、あそこまで盛り上がることはなかったかも知れない。
毎回毎回、非常に笑える葉書が大層あったものである。
みゆきさんとリスナーの闘いのようだったかも知れない。

当時、私は大病を患っていて、
孤独だった。
みゆきさんのおしゃべりに支えられていた。
そして、みゆきさんの詩に涙していた。

「伝われ、愛」という本を持っている。
この本を読み返す都度に、なぜだか泣けてくる。
みゆきさんは、ああやって、ケラケラ笑っていたが、
心の闇も感じていたに違いない。

そうした、みゆきさん心情が伝わったから、
あれだけの共感が集まったのだろう。
あれだけ、誰もがラジオにくぎ付けになったのだろう。
もう何十年もたっているのに、
何ら色あせない。

みゆきさんの詩は、どれも勇気づけられる。
「時代」はヤマハのコンテストで歌った詩であるが、さすがである。
ここが原点なんだろう。
喜びと同時に、深い悲しみも感じていたんだろうなあ。

 - うつ病闘病日記