大変な失敗

   

恐れていたことが起こった。窓口業務で大変な失敗をして
しまった。いつものように窓口業務が終わって、間違って
いないか確認したとこら、数字が合わない。それも大変
大きな数字が合わないのだ。

3回程確認してやっぱり合わないことが分かって汗が噴き
出してきた。大きなミスである。これはただでは済まない
と直感した。どこで間違えたのか調べる。一つ一つ確認し
ていくが、なかなか失敗箇所が見つからない。

会わない数字が大きいので、パソコン処理の係でも調べて
もらっている。パソコン上で何らかの不自然な点がないか
を集中的に見てもらった。

すると気になる点が見つかった。上司よりこの書類は覚え
ているかと聞かれた。思い出した。確かにそういうやり取
りはあった。あっ、これだ。このときにミスっている。

その時に自分が行った処理がはっきりよみがえってきた。
大きな数字が合わないのとも合致している。
間違えない。ああーどうしよう。

心の中で途方にくれていると、しばらくして課長の指示で
失敗の後始末は全て係長と他の課員がしてくれることにな
った。本当に申し訳ないことをしてしまった。

課長は私が後始末ができる能力が今はないことをお見通し
のようであった。確かに今回は後始末をする気力は残って
いない。

あとから聞いた話であるが、後始末にはかなりの時間が
かかったようである。係長と課員には本当に面倒な事に
巻き込んでしまってどう誤っていいのか分からなかった。

この失敗を機に、私は窓口業務からはずされた。この失敗
で私のうつ病が一気に悪化し、とてもこの仕事は継続でき
ないことを課長は分かってくれているようだ。

正直、窓口からはずされてほっとしている自分がいるのを
感じる。もうこの仕事はしなくていいと思うと随分気持ち
が楽になったように思う。課長の期待には応えられなかっ
たことは大変残念だったが、病気だから仕方がないと自分
に言い聞かせている。

窓口の嘱託さんは、私の1回の失敗でこの業務からはずす
ことはないだろう、と言ってくれていた。なんと優しい人
だろう。もう一緒に仕事をできなくなって私もなんとも
言いようのない気持ちになった。

以後、他の社員の資料作りだけをすることになった。元に
戻ったわけである。今の私にはこれくらいの少しの仕事
しかできないということである。もうこの職場には私の
居場所はないような気がする。希望先を書かないで異動
希望を出したのは正解だったかなと思った。

あと3か月でここともお別れである。

 - うつ病闘病日記